相川病院

聴診器・大腸癌の話し

松田敏宣 相川病院 院長 


 今日は現在増加傾向にある大腸癌の話しをしましょう。

 大腸癌は日本の食生活が欧米化し、肉食、脂肪摂取量が増加した事と密接に関係があると言われています。即ち幾多の動物実験の結果、動物性脂肪の量が発癌に促進的に作用することが明らかとなっています。 しかし一般にはまだ関心が薄く検診が普及せず、早期発見が遅れています。初期の症状はほとんどないか、あってもごく軽度です。癌が進行すると頻回の下痢、便秘、下血、腹痛、腹部腫瘤などが出現します。

 検査法としては1)検便、2)血液検査(一般検血、腫瘍マーカー、3)直腸指診、4)注腸透視(バリウム検査)、5)大腸ファイバーがあります。先に上げた症状がある人はすぐにこれらの検査を受けましょう。

 早期発見の一番簡単な方法としては検便と血液検査があります。検便も胃などの上部消化管からの出血と区別できる検査法として「ヒトヘモグロブリン」検査法があります。また血液検査としては「CA19−9」と言う特異抗原の測定が癌のスクリーニング検査法として有用です。これらは大変簡便な検査法ですので、誰でも年1回は受ける様にしましょう。「ヒトヘモ」陽性の人には注腸透視(バリウム検査)か大腸ファイバーが必要です。当院でも近々大腸ファイバーを購入する予定です。



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