相川病院

聴診器・胃炎について

松田敏宣 相川病院 院長 


 
 胃炎は日常よく見かける病気です。症状も軽いので、放っておかれる方も多いようですが、別の病気もあり気をつける意味でまとめました。

1)胃炎の分類と原因

 一口に胃炎と言ってもその原因がはっきりしているものから、原因がよく分からないものまでいろいろです。症状の経過から急性と慢性に別れます。急性の原因として一番多いのは暴飲暴食です。特に酒の飲み過ぎは最も多いようです。冬場はインフルエンザなどのカゼウイルスにより起こることもあります。またそのカゼ薬、鎮痛剤などで起こる人もあります。急性は安静、節制、投薬で治りますが、慢性になるとなかなか治り難くなります。慢性の原因はやはりストレスが多いようです(神経性胃炎)。胃カメラの所見では、症状のきついびらん性胃炎、炎症を繰り返すたこいぼ胃炎、胃の機能が衰えて起こる萎縮性胃炎などに分かれます。

2)胃炎の症状

 一般的には食欲不振、体重減少、悪心、嘔吐、胸焼け、げっぷ、倦怠感。更に腹部膨満、心窩部痛、激しいときには吐血します。胃潰瘍の症状に似ていますが、びらん性胃炎は時には胃潰瘍より痛みが激しい場合があります。また特有の舌苔ができます。

3)検査

 症状が続くときは胃透視又は胃カメラをする必要があります。よく似た症状で胆石や膵炎がありますので、腹部エコーなども必要な場合があります。

4)治療

 薬物治療が必要ですが、慢性でストレスが原因の場合はストレス解消の根本的な治療が必要でしょう。


 

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